決算書に書いてある「租税公課」って何?

皆様、こんにちは。税理士の永岡です。

 

最近特に思うのが、起業される方が多くなったな…ということと、
同時に、最初は税理士にがっつり頼むお金がないから自分で経理という
人からのお問い合わせが多くなったような気がします。

 

当事務所が「単発の有料相談」というのをやっていて、しかも
その相談料のクレジットカード決済に対応しているからでしょうか。

 

ただ、この単発の有料相談ですが、2月~3月といった確定申告の締切が
迫っている時期になってしまうと、相談日の予約をお取りできない
ことが多々あります。

<(_ _)>

 

なので、今のうちに初心者さんが「間違えやすい」そして
「大事な」ポイントのうちの1つをご紹介しましょう。
(※あくまでも数あるポイントのうちの1つですが。)

 

それがこちら。

 

個人事業の方が確定申告の時に、申告書という書類と一緒に提出する
決算書ですが、こんな項目があります。

 

租税公課、とあります。

 

法人の方が決算書を作って税務署に出すときも、この
「租税公課」という項目はあります。

 

法人の場合、「このフォームで出しなさい」というものがそんなに
厳密でないので使っている会計ソフトによって書類のレイアウトや
雰囲気は若干違います。

 

 

租税公課というのは経費項目の一種です。
収入印紙を買ったときや、自動車税や登録免許税などの

 

「経費として扱っていい税金」

 

を支払ったときに、この勘定科目を使います。

 

 

実はこれ、けっこう初心者にとって難しいのです。
(私も新人の頃、何が何だかさっぱりでした…。)

 

だって税金と名の付くものを支払ったときに、何でもかんでも
「租税公課」という項目で処理してしまうと大変な間違いですから。

Σ(・□・;)

 

例えば、個人事業主の方。
確定申告をした結果、払う自分の所得税は?

 

決算書で、売上から経費を引いた結果が「利益」です。
その「利益」に対してかかっているのが所得税なので、それを
ふたたび経費の中に入れてしまうと変ですよね。

 

なので、払ったときは「事業主貸」という項目を使いましょう。
(プライベートな支出や引き出し、という意味の項目です。)

 

「いや、ウチは個人事業主じゃなくて株式会社です。」という場合。
利益に対して払うのは法人税です。それは租税公課ですか?というと…。
いいえ。

 

 

多くは「未払法人税」や「法人税、住民税及び事業税」などという
項目で処理します。

 

実は法人の場合「租税公課」で処理してしまったとしても、
“決算書には経費って書いたけど、税金計算では経費から外すよ”
という計算シートをつけるので、法人税等を絶対に「租税公課」に
してはダメですか? といわれるとそうではないこともあるのですが…。
(※ややこしいのでこの説明は深入りせずにおきます。)

 

では住民税は?

 

 

住民税って、そもそも所得税の計算に連動して金額が決まるので
確定申告して払った所得税と扱いは同じです。

 

その住民税ですが、自分は株式会社の社長ですという場合。

 

 

やはり「租税公課」にしてはいけません。

 

5月に、会社宛てで自分の住民税(市県民税)のお知らせが
「特別徴収関係書類」という比較的大きめの封筒に入って届いた
という人は、その住民税を払ったときは「預り金」で処理しましょう。

 

一方、6月に自分宛てに(つまり自分の個人名に宛てて
住民税の通知が市役所から小さめの封筒で届いたよという人は、
その住民税を会社のお金から払ったのなら「短期貸付金」にしましょう

 

※もし個人の現金や個人名義の口座から払ったのなら
会社の帳簿には、何も書かなくて良いです!

 

 

法人の場合、たとえそれが自分1人しかいない株式会社でも、それが
「株式会社」である以上、自分個人のお金とは区別するという考え方が
あるのでこういう処理になります。

 

ついでに言うと、例えば従業員の給料から天引きして(差し引いて)
預かった所得税や住民税を払うときも、決して租税公課という
項目で処理してはいけません。
(これは法人でも個人事業主でも同じです。)

 

 

ここまで読んで、じゃあ租税公課って何のためにある科目?と
いう疑問が生じますか?

 

 

あまり難しく考えないで下さい。
要は「利益」や「所得」に対して直接課せられるような税金は
租税公課にしない、ということなんです。
(#^^#)

 

なので、利益に対して課税されるのではなく、売上や仕入、経費などの
性質によって課税される消費税はこうなります。
(法人組織でも個人事業でも同じです。)

 

 

確定申告(決算)の時に、どんな消費税の集計計算方法を採ったかで
2通りの正解があります。

 

前回の決算書で未払消費税等という項目を使って、
支払いは次の年度になる消費税の金額を前もって決算書に
織り込んだ人は、その消費税を払うときは「未払消費税等」で。

 

一方で、そういう処理をしていなかった人は消費税を払った
その時に「租税公課」で。

 

すみません、これも簿記の理屈で仕訳の形で解説した方が良いのですが
それはやめときます。(長くなるので。)

 

 

そして、ある程度の利益が出ている個人事業主さんが
忘れてほしくないのが個人事業税という税金。

 

8月ごろに都道府県税事務所から請求がきます。

 

法人なら、法人税と一緒に計算して同じ時期に払うのですが、
個人事業の場合は、住民税も健康保険料も払って一息ついたころに
別途、請求がきます。((+_+))

 

ほんと、ややこしいですね。
もうしばらくお付き合い下さい。こういう税金もありますから。

 

意外と自動車税登録免許税などは皆さん、忘れずに租税公課として
経理しておられるのですが、固定資産税などは住民税とよく似た感じの
封筒で、送られてくる元も市役所だから「租税公課」として
経費にできる部分の金額があるにもかかわらず、忘れられがちです。

 

 

かなりくどい説明になってしまいましたが、これで何となく
お分かり頂けましたでしょうか?

 

…やっぱり分からない!!という人へ。
早めに税理士へ相談して下さい。

 

そして、ある程度事業の規模が大きくなって資金に余裕も出てきたら、
経理処理そのものを税理士事務所に任せて自分は売上や利益の報告を
受け取るだけ、という状態にすることをお勧めします。

 

本業に専念した方が、事業は順調に成長しますよ。
(^_-)-☆

 

では今日はこの辺で。


2019年6月8日 12:48 PM | カテゴリー: 会社経営のヒント, 確定申告, 開業支援

5月7日に一気に少なくなる、銀行口座の残高

皆さんこんにちは。税理士の永岡玲子です。
今日から大型連休、当事務所は暦通りお休みを頂戴しております。
<(_ _)>

 

かつてない大型連休、ちょっと長すぎて調子が狂ってしまうという
方が多いですよね。

 

狂うのは生活リズムや仕事スケジュールだけではないようです。
いつも「その時の預金残高」をみて、あとどれだけお金を使えるのか
判断している人へ。

 

連休明けに、銀行口座からの自動引き落としとなっている料金が
一気に引き落とされるという現象が起きるということ、注意して
おきましょう!
↓  ↓  ↓

だって、引落日が「土日祝日」の場合。
その後にすぐ到来する平日の引落しに変わりますよね。

 

なので、毎月27日に引き落としされるものも、毎月末のものも、
毎月5日の引き落としのものも、全部「5月7日」にまとめて
口座から引き落としがかかります!

 

今のうちに、毎月の支払額をチェックしましょうね。
(^^)/

 

 


2019年4月27日 9:32 PM | カテゴリー: 会社経営のヒント

そもそもなぜ、在庫を数えないといけないのか

皆さんこんにちは。
年末年始は非常に寒くなるようですね。用心しましょう!

 

さて、今日は「在庫」の話。

 

税務調査でも非常に重要視されるし、税理士は必ず大事ですよという
「在庫」、つまり「年度末で残っている商品・製品」

 

法人・個人を問わず、物を仕入れたり製造したりしているご商売の
方にとっては避けて通れないと言ってもよいでしょう。

 

で、皆さん。
そもそも、何で在庫のことを考えないとダメなのか分かりますか?

 

以前もちょっとブログで書いたことがあるのですが、改めて
ご説明しましょう。まず、下の図をご覧下さい。
↓  ↓  ↓

 

こういう時の経営成績はこれですよね。
↓  ↓  ↓

売上 500円
仕入 △250円

利益  250円

 

これを決算書の形でみてみましょう。

 

(個人の場合)

 

(法人の場合)

 

 

これは誰でも分かります。
問題はこれ。年度末に「売れ残り」が発生する場合です。
↓  ↓  ↓

 

この場合の「今年の」経営成績、こんな風に
思ってしまった人はいませんか?

↓  ↓  ↓

売上  300円
仕入 △250円

利益   50円

 

…違います! 正解はこちら。

↓  ↓  ↓

売上   300円
仕入  △150円

利益  150円

 

 

仕入れに払ったお金は250円なのに? と思うでしょうけれど、
実は税金の計算上、売上から差し引ける「仕入れ値」って、

 

実際に売れた商品(製品)の分だけの仕入れ値

 

なんです。税金の計算は「手元にいくらお金が残ったか」ではなく、
「実際にいくら売れて、その原価がいくらで、利益いくらか」という
発生ベースで行うことになっています。
↓  ↓  ↓

 

でも、商品が売れるたんびに、その仕入れ値はいくらだったのか
そのつど原価を記録していくのは面倒ですよね。

 

なので、仕入れたときはその「仕入れた分」だけ帳簿に記録して、
年度末に「売れ残った分」はいくらかを数えることで
実際に売れた分の商品(製品)の原価を計算するのです。
(詳しく書くとこうなります。)
↓  ↓  ↓

 

さらにこれを、実際に税務署に提出する決算書で表現すると
こうなります。

 

(個人の場合)

 

(法人の場合)

 

 

要するに、売れ残ったものはその年度においては
「売れていない」ので、その分の仕入れ値は
実際に売れる年度で経費にしないといけないわけです。

 

よって、年度末に在庫になった商品や製品は、結局は
次の年に売れたら経費になるのです。
仕入れた年度に経費、ではなく、売れた分に対応する仕入れ値だけが
経費になっていく仕組みですね。

ではさらに、「次の年」のことを考えてみましょう。
↓  ↓  ↓

 

 

「次の年」の部分だけ拡大してみましょう。

 

 

この場合の営業成績は?

↓  ↓  ↓

 

そう。売れた分だけですものね。
これも、帳簿上ではこうなります。
↓  ↓  ↓

 

ちょっとごちゃごちゃしてきましたでしょうか…。
さっき申し上げたことをメモ書きで図につけてみました。
↓  ↓  ↓

 

これを実際に税務署に提出する決算書で表現すると?

 

(個人の場合)

 

(法人の場合)

 

 

よく、手元に残っているお金はないのに税金はかかる!と
いう話がありますが、この「在庫」がある商売の場合はその傾向が
顕著に現れます。

 

 

だから、通帳の残高だけで決算書の利益も税金も判断できないのです。
在庫ということの他にも、手元資金と利益とが一致しない原因は
色々あるのですが、それはまたの機会にしっかりご説明しようかと思います。

 

では皆様、平成最後の年末、よいお年をお迎えください。
<(_ _)>


2018年12月27日 9:10 PM | カテゴリー: 会社経営のヒント, 確定申告

レシートをスマホで撮影、スキャナで取込…実際どうなの?

皆さんこんにちは。税理士の永岡玲子です。

 

秋ですね…ようやく。(^_-)-☆
何だかんだと地域や学校の行事があったりして気ぜわしい季節でもありますが
暑さに向かっていかない、この涼しい気温の変化が私は好きです!

 

さて、今日は会計ソフトの進化ということについて。

 

スキャナで取り込み。スマホで撮影。

 

その領収書画像、会計ソフトに自動取込できます。

 

オンラインで使うクラウド会計ソフトでも、ソフトを自分で買って
インストールして使うタイプの会計ソフトでも、今やこういう機能が
当たり前のようについてくるようになりました。

 

でもこれって、実際使ってみたことありますか?
最初の設定が難しそうだから、試していない人も多いのでは?

 

なので、今日は実際の処理画面をご紹介します。

 

クラウド会計ソフトの例として、freee、MFクラウド
インストール型ソフトの例として、弥生会計
この3つの会計ソフトの実際の画面をお見せしましょう。

 

ソフトによって若干画面の印象は違いますが、まずはfreee。
私のサンプルデータです。

↓  ↓  ↓

 

弥生会計でも、同じようなことができます。
↓  ↓  ↓

 

 

 

なお、上記2つは「スキャナで領収書取込」をした結果の画像です。
スマホ撮影して取り込むと、こんな感じです。
これはMFクラウドでお見せしましょう。

↓  ↓  ↓

 

 

で、これで何もかも完了しているかというと、
そうではないので注意が必要です。freeeで見てみましょう。

 

 

スキャナで取り込んだので画像はきれいなのですが
会計ソフト側ではこのように、「勘定科目」をどうやら
自動判定してくれなかったようですので、ここは自分で正しい
項目を選んで登録ボタンをクリックしないといけません。

 

スマホで撮影したものはどうだったのでしょうか?
MFクラウドで見てみましょう。

 

 

勘定科目は自動で判定してくれたようです。
(ガソリン代だったので、旅費交通費となっています。)

 

ガソリン代って、「旅費交通費」のほか、「燃料費」や
「車両関連費」などの勘定科目でもいいんですけどね。
それよりも、金額を読んでくれていません…。((+_+))

 

なので、やはり自分で手入力で修正します

 

 

でも、外出していることが多く、なかなか財布やカバンにたまった
レシート類を処理できずにいる人などは、こういう活用方法もあるかと。

 

とりあえず、写メとっとく。

↓  ↓  ↓

あとで時間がある時にレシート画像見ながら処理。

 

 

さらに、この「手入力で修正」ということからも解放してくれる
システムがありますので、実は当事務所はこれを導入しています。
Streamed(ストリームド)というシステムです。

↓  ↓  ↓

 

 

要は、自動判定しきれない部分をデータセンターの方々が
処理してくださるという素晴らしいシステムです。

(^^)/

 

領収書だけではなく、請求書などもアリ。
データをアップロードすると、1日後くらいにこんなメールが
届きます。

 

ここからきれいになったデータをダウンロードすれば
かなりの時短になります。本当に、助かっています!!

 

 

このように会計システムが進化してくれているおかげで、
税理士本来の強みであり、当事務所が最も得意としている下記のような
サービスに力を注ぐことが出来ています。

↓  ↓  ↓

・経営に関する相談
・納税の予想
・節税アドバイス

 

 

今後、消費税の税率が「8%と10%」になり、インボイス制度も
導入されていくとなると、もうこのようなシステム抜きには税理士業務の
効率化はできないのでは?と思っています。

 

 

そうそう、最後にもう一つ。
お客様側では、このようなシステムを熟知する必要はないですよ!

 

 

スマホの仕組みを全部知る必要がないのと同じで、分からないときは
顧問税理士に気軽に尋ねるか、任せるかして下さい。
経営者様は本来の業務に力を発揮してくださるのが一番です。

 

 

では、長くなりましたが今日はこのへんで。

^^) _旦~~


2018年10月6日 11:03 AM | カテゴリー: クラウド会計, 会社経営のヒント, 確定申告

2018年(平成30年)1月の有料相談、対応可能日について

皆さんこんにちは。永岡玲子です。
年の瀬は何かと生活リズムが狂いがち。健康には注意しましょう!
(^_-)-☆

 

 

さて、1月度の当事務所における相談受付体制についてお知らせします。

 

 

 ↓  ↓  ↓

 

(1)新規顧問契約の受付について

 


… 申し訳ありません。2月末までは全面的に締め切っております。

 

 

(2)平成27年度分(2017年分)の個人所得税確定申告について

 

 

… 申告書の作成と提出までお引き受けする形での依頼は既に締め切っております。
単発の有料相談という形のみ、状況によっては受付可能です。
(相談料は1回につき、5,000円~7,000円の範囲です。)

 

 

(3)相続税や贈与税についてのご相談

 

… 生前に対策をしておきたい、我が家の場合を分かりやすく把握したい、というご相談は
現在でも受け付け可能です。

 

但し、メールやLINEだけでの相談は受け付けておりません。
ご面倒でも、最初は必ず面談をご予約下さい。

 

単に一般的な相続税や贈与税について知りたいという場合は無料相談、
我が家の場合は具体的にどんな税金がいくらかかるのか計算して欲しいという場合は有料相談となります。
(相談料は1回につき、5,000円~7,000円の範囲です。)

 

但し、時期的に超繁忙期であるため、相談予約日時がご希望に添えるとは限りませんこと、
あらかじめご承知おき下さい。

 

なお、相続税申告書の作成が必要なご依頼については、提出期限が3ヶ月以内に迫っている案件の場合は
お引き受けできない場合があります。

 

 

  ↑   ↑   ↑

 

 

ちょうど1年前のこの時期も、当方は年末時点ですでに3月15日まで新規依頼をすべて
受け付けを締め切っておりました。<(_ _)>

 

お客様にとって一番、税理士が必要な時期なのに!

 

 


はい、すみません。

ここ1~2年の問い合わせ件数の増大から考えると、
新規のお客様を1カ月に1件ペースでしか受けませんというのは
ちょっとスローペースに過ぎるというのは重々承知しております。

 

 

でもよく考えてみて下さい。
事務所の処理能力を超える件数の依頼をすべて引き受けて、その結果、
職員も所長の私も夕方遅くまで仕事でフル稼働したらどうなるのか?

 

なんか、やらかしますよ。(*_*;

 

 

せっかくお声がけ下さったお客様に迷惑をかけてしまうし、
縁あって事務所のスタッフになってくれている職員を疲弊させてしまうし、
しっかり判断・チェックすべき所長の私の頭が鈍くなってしまいます。

 

 

よって、早々の締め切り処置に踏み切っております。
これも業務の質を落としたくないが故なので、なにとぞご了承下さい。

 

 

平成30年3月以降は、1カ月に1件、ではなく「1カ月に2件」ペースに
拡大予定ですので、宜しくお願いします。

 

 

 

ところで…。

 

受け付け件数拡大に踏み切るのに、開業してから9年6ヶ月かかってしまいました…。
開業してから、バカ正直に「1カ月1件主義」を守り続けてきましたので、
事務所の成長、事業としての成長のチャンスは逃していたのかもしれません。

 

 

ただ、開業10年近くになる今、これで良かったのだと心から思えます。

 

ゆるがない1つの結果を得るには、時間がかかるものです。
時間をかけて何かを達成するには、根気と強い意志が必要です。

 

根気というものは、何か困難なことを時間をかけてやり遂げたという
経験を若い時うちにしておかないと備わりません。
開業当時35歳と若かった私ですが、逆に「開業するなら今のうちだ」と思っていました。

 

そして、最初に出た結果がまずいからと言って途中であきらめないことです。
何がどうまずかったのか、どこまでも自分の頭で突き詰めて考えることです。

 

そういう時に、突き詰めて考える時間の余裕が欲しいから、
新規顧客の月間受付数を制限するのです。

 

強い意志は、自分ならできるはずだという、ある意味根拠のないかもしれない
自信がないと備わりません。

 

自信は、他人と自分を比べているうちは備わりません。
過去の自分と、今の自分を比べるのです。

 

 

ある程度の結果を出している人というのは、自分に自信を持ちつつも、謙虚な姿勢を忘れません。
それは、今の自分と、未来のあるべき自分を比べているのではないでしょうか。

 

 

他の誰かに比べて私は、ではないのです。

 

未来の自分にくらべて、今の自分はまだまだ、なのでは?
過去の自分にくらべて、今の自分は良くやった、なのでは?

 

 

こうして自分を冷静に見つめ直す時間の余裕が欲しいから、
新規顧客の月間受付数を制限するのです。

 

 

少々、哲学的になってしまって恐縮です。(*’ω’*)
ともあれ、日頃から支えて下さっている周りの方々に感謝しつつ、年明けからの戦いを前に、気を引き締めて。。。

 

 

皆様、良いお年をお迎えくださいませ。

 


2017年12月30日 4:24 PM | カテゴリー: 事務所経営にかける思い, 会社経営のヒント, 日記・コラム・つぶやき, 確定申告

業績アップのコツ(その7;飲食業の場合)

皆さんこんにちは。すっかり涼しくなりましたね。
私は暑いのが大っ嫌いなので、とっても嬉しいです。(#^.^#)

 

さて、何だかんだと続いている  「業績アップのコツ」 シリーズ、
今回は飲食業のことをお話ししようと思います。

 

前回でも申し上げましたが、「売上アップのコツ」 を説いている
人は沢山います。そしてそれが重要なのは言うまでもないことです。

 

でも、こんな経営成績表を見たらどう思いますか?

↓  ↓  ↓

 

売上はアップしています。よって、売上がなぜアップしたのかという要因を
長所として伸ばすことは確かに大事です。

 

でもよく見て下さい。肝心の利益が減ってしまっています。
なので、利益が減った原因を探って、自分の店の短所として叩きつぶすことも
同時に意識しないといけませんよね。

 

 

で。

 

売上アップのコツ、すなわち 「長所伸ばし」 については、
以前ご紹介した 「業績アップのコツ(その5;店で物を売る商売の場合)」
と内容がほぼ同じになってしまうので、今回は割愛します。<(_ _)>

 

 

よって今日は、

それなりに売り上げているのに利益が出ない!という飲食店の打開策
つまり 「短所叩き」 について、私が税理士として実際に見聞きしてきた事を
もとにお話していけたらと思います。

 

 

◇◆*◇◆*◇◆*◇◆*◇◆*

 

 

良い場所に店があり、人目につくように外観にも工夫し、宣伝もバッチリという
店もあれば、場所は良くないけど、味には自信があるしお客さんもそれなりに
来てくれているという店もあるでしょう。

 

でも、資金繰りが思わしくない。なぜかお金が残らないということがあります。

 

 

その主な原因は何でしょう?
食材費、設備費、借入金の3つに注目して分析してみましょう!

 

 

 

【原因その1】 食材費が高すぎる

 

確かに良い材料を使えば味も良くなり、それが店の集客につながることもあります。
でも、良い材料を使っている = 仕入コストが高い ということですよね。

 

 

それなのに、ライバル店との価格競争に巻き込まれてしまっていて、
仕入値のわりには、売上単価が低く設定されていませんでしょうか?

 

じゃあ、どうすれば良いのか。
実際によくみられるのは、こういう対策のようです。

↓  ↓  ↓

 

・ 一度に仕入れる量を多くして送料を節約するか、本体価格を値引きしてもらう

 

 

・ 良い食材そのものを、もっとアピールして売り値を少し上げる

 

 

・ 安い食材を用いたメニューも用意して利幅を確保する

 

 

ありきたりと言えばそれまでなんですが。(*_*;
何もせずにいるよりは、出来ることから実行していく方が良いですよ。

 

仕入量を増やすとその分、食材の廃棄ロスにつながってしまうことも
あるのでその辺の加減は難しいのですが、うまく実行できるなら
売上は上がったのに利益が減る」 という事態を少しでも改善できるはずです。

 

 

あと、意外とみなさん 「値段のわりには良い食材使ってますよ」 という
アピールが控えめですね…。もったいないです!!

 

食材費高いのですから、お客さんにしっかりアピールして値段を少しでも
上げるか、少しでも安い食材を
取り入れるかしないと 「経営が苦しい」 という
状況から脱出しづらくなります。

 

…とはいえ、料理人にとって、材料に妥協するというのは無理!という方が
多いようですね。なかなか実行となると難しいかもしれません。

 

 

では、利益が上がらない原因、食材費以外にもあるのでしょうか?

 

 

【原因その2】 厨房機器などの設備費に金がかかり過ぎる

 

厨房機器はリースを組まれることが多いようですね。
そして… 結構高い!

 

 

開店する時には内装工事代にお金がかかりますから、その費用をまかなうために
銀行からお金を借りているので、厨房機器についてはリースで、となることが
多くなるのでしょう。

 

そのリース期間が終了し、次にどうするかというときがポイントです。

 

リース会社に勧められるまま、月々の支払が変わらないのであれば…と
新しい機器に入れ替えることを繰り返していませんか?

 

資金繰りが苦しいのであれば 「再リース」 といって
今の機器を低価格で使い続けるという選択肢も視野に入れましょう。

 

店の人手が足りないから 「扱いやすく失敗の少ない最新機器」 なのか、
調理に手慣れたスタッフがいるから 「最低限の機能がある中古機器」 でよいのか、
そのへんは店舗の実情を踏まえて選ぶと無駄が少ないようです。

 

 

そもそも厨房機器に限らず、店舗備品類をリースで調達するのか、それとも
お金を借りて自分で買うのか、どちらがトクなのかは気になりますよね。

 

リース料として経費になるのか、償却費として経費になるのかの違いだけなので
実はあまり変わらないことが多いのですが、一言で言ってしまえば

 

・リース    … 買換えなどの管理の手間がかからない。借入枠を取っておける。
・借入で購入  … 支払総額はリースより安くなることが多い。

 

というところでしょうか。

 

いずれにしても、手持ちの資金や経営スタイル、厨房スタッフの習熟度などと
照らし合わせて、よく考えてみて下さいね。

 

 

【原因その3】 借入金の返済が重くのしかかっている

 

良い立地を選んで出店するときは特に初期費用が高くつきますから、
よっぽど資金力がない限り、最初に金融機関から借入をするかと存じます。

 

でも、その借入金返済が毎月重くのしかかっていて悩みの種…というケースは
多いようです。その借入金のおかげで店をオープンできるので、借入金自体は
悪いことではないのですが…。

 

問題は、返済期間です!
設備投資の性質に合った返済期間にしておかないと後で資金繰りが
苦しくなることもあります。

 

 

どういうことかと言いますと…

 

 

例えば、内装工事代としてかかる500万円を銀行から10年ローンで借りたら
毎年50万円ずつ銀行にお金を返していくことになりますよね。

 

その「毎年の返済50万円」というのは、借りたお金を返しているだけなので
経費にはなりません。

 

しかし、そもそも借入をした目的である「内装工事代500万円」というのは、
10年かけて経費になります。
(※実際には内装の種類によりますが、ここでは10年とします。)

 

 

 

上記の場合、毎年借金返済で 「出ていくお金」 である50万円と、
税金を計算するときに 「経費にできる分」 である50万円とが一致しています。

 

 

でも…。仮にこの500万円を10年返済ではなく5年返済としてしまったら?
毎年100万円ずつ銀行にお金を返していくことになります。

 

一方で、その借入金の目的である内装工事代500万円は
10年かけて経費になります。これは「耐用年数」といい、法律で
決まっているので変えられません。

 

 

これだと、毎年借金返済で 「出ていくお金」 は100万円なのに、
税金を計算するときに 「経費にできる分」 は50万円しかありません。

 

よって、実際に手元に残っているお金が少ない割には高い税金が
かかってしまうということが起こり得るのです。

 

飲食店オープン直後は 「いっぺん入ってみよう!」 というお客様が来店して
けっこう調子が良いこともあるのですが、継続的に来店客数を確保するには
それなりの工夫が必要です。

 

来店客数がオープン時よりも激減した時のことを考えると、急いで借入金を
返すより、なるべく 「実際に手元から出ていく金額と、決算で経費にできる額」
がズレないようにするとよいでしょう。

 

 

◇◆*◇◆*◇◆*◇◆*◇◆*

 

 

如何でしょうか?

 

本当は上記以外にもお話したいポイントは多々あるのですが、大事なことだけを
なるべく分かりやすくご紹介したつもりです。
少々長い話になりましたが、ご容赦下さい。<(_ _)>

 

 

次の「業績アップのコツ」シリーズは、医院・クリニック開業における
業績アップのコツについてご紹介しようと思います。
(※ 税理士になりたての頃から、医業の税務会計はよく拝見してきましたので…。)

 

本日はこれにて。 (^^♪


2017年9月15日 9:31 PM | カテゴリー: 会社経営のヒント, 日記・コラム・つぶやき, 業績アップのコツ

業績アップのコツ(その6;ネット販売の場合)

皆さんこんにちは。税理士の永岡玲子です。
業績アップのコツをお話しているこのシリーズ、今回は
ネット販売における業績アップのコツについてお話しましょう。

 

◇◆**◇◆**◇◆**◇◆**

 

そもそも、「ネット販売で利益を上げるコツ」を説く本や雑誌、ブログ記事などの
情報は山ほど出回っていますよね。

 

でも、そういう情報を頑張って取り入れて、なるほどと思って
実行しているつもりなのに、なぜか思うように利益が上がらないことが
あるのは何故でしょう?


 

 

 

【1】生活スタイルが違うと戦略も違う

 

これは私が、実際にネット販売をしておられる方の収支構造を分析したり、
相談にのったりしてきた経験から個人的に思うことなのですが…。

 

生活スタイルの違いが大きく影響しているのではないでしょうか?

 

だって、例えばネット販売で業績アップさせるコツが幾つかあるとしても、
実際に店も構えつつ、その商品をネットでも売っているような人もいれば、
子育てや介護も行う一方で、ネット販売も始めたような人もいますよね。

 

上記の図でいうと、左側の人は店頭にも立ちつつ、すぐそばに置いてある
パソコンでネット販売の注文をチェックしています。

 

一方、右側の人は、家事や子育ての合間にノートパソコンを立ち上げて
注文チェック等をしています。

 

考えてみてください。例えばネット販売のコツという本があって、
そのコツの1つとして 「お客様からもらった問い合わせメールへの素早い対応」
というものが、その本の中で紹介されていたとしましょう。

 

それって、図の右側にあるような日常を送っている人にとって
すんなり無理なく実行できることでしょうか?

 

一方、「実際に使う人の目線を意識した商品紹介のページ」というコツが
挙げられていたとして、その商品が家庭用調理用品だとしたら?

 

それって、図の左側にあるような日常を送っている人にとって
自分が普段からあまり使わない商品のことを紹介することになりませんか?

 

なので、その売り手のライフスタイル・立場ごとにみた業績アップのコツ
考えなければいけないはずです。(*^^)v

 

 

 

【2】実際に店舗も持ちつつ、並行してネット販売もしている場合

 

まず、実際の店舗を持っているというスタイルならではの長所を伸ばし、
短所を叩き潰すという発想で分析してみましょう!


 

まず、長所伸ばし。

 

よく言われることですが「実際に店舗を構えている」ということそのものを
アピールポイントとして活用すれば良いのではないでしょうか。(^_-)-☆

 

ネット販売というのは、実際に商品を手に取ってみることができない状態で
物を買ってもらうということです。
商品の性質によっては、写真とサイズ情報だけで十分ですし、実際の商品なんて
見なくたって買う側としては何の抵抗もないことでしょう。

 

ただやはり、「実際に商品をこの目で見て、手に取ってみたい!」
というニーズがあるのは確かです。

 

おまけに、その商品が 「店頭でも置いている商品ですよ。」となれば、
買う側としては、いざとなったら自分で店頭に行って確かめることもできる上、
実際に店頭でその商品を買っている人がいるという安心感も得られるわけです。


 

次に短所叩き。

 

実際の店舗運営もしなければならないという人は、どうしても
店舗を維持するためのコストや手間がかかってしまいますよね。

 

そのコストや手間、少しでも減らしましょう!

 

… というと、すぐにアルバイトなどの人件費や、店の備品・消耗品など
毎月、何らかの形で金額が動くものに考えがいってしまう人もいるようですが、
それよりも、もっと大事なことがありますよね。

 

そう。在庫、です。

 

実際の店舗がある人というのは、仕入れたものを自分の手元に持っておける
スペースがあります。

 

ただ、なまじスペースがあるからといって、売れない在庫を
いつまでも抱えてしまっていませんか?

 

 

その売れない商品にスペースを割いているばかりか、余計な税金も
払っているかもしれないとなると損、ですよね。

 

例えばどういうことかというと…
税金を計算するときの利益はこんな風に計算されるからです。
(※話を分かりやすくするため、仕入以外の経費については省略。)
↓  ↓  ↓

今年の売上     + 20,000円

 

去年の売れ残り   - 1,500円
今年に仕入れた商品 - 10,000円
今年の売れ残り   + 2,000円

 

差引利益  10,500円

 

ね。今年の年度末に売れ残っている商品って、売上から差し引かれるどころか
足されてしまっているでしょう。

 

ずっと売れない商品を在庫として抱えているということは、その商品を
仕入れる時に支払ったお金が、いつまでたっても経費にならないという
ことなんです。

 

その分、払う税金も増えているとしたら … もったいないことです!
日頃の経費節減も大事ですが、店頭のレイアウトも含めた在庫の管理と
見直しをしっかり行うことが先決ではないでしょうか。(^^)/

 

 

 

【2】固定店舗を持たずにネット販売に専念している場合

 

固定店舗を持っていないことの長所って、何でしょう?

これはすぐわかりますよね。店の家賃などの固定費がかからないことです!

 

実店舗を持たないうえにネット販売に専念できるという場合、
扱い商品や販売スタイルによっては、最初は1人でも商売できてしまいます。

 

しかも、アルバイトや外注業者を活用するのは、ある程度売上が大きく
なってきてからでも大丈夫なこともあるので初期費用が比較的安く済みます

 

その分、販売サイトの方にお金をかける場合が多いようですが、
その時の費用、払った年度にいっぺんに経費にしていい場合とそうでない場合
とがありますので注意しましょうね。(‘◇’)

 

 

一方で、実店舗なしでネット販売に専念している人ならではの
短所って何でしょう??

 

意外に思われるかもしれませんが、1つには
「独自性・個性を打ち出しにくくなる」ことではないでしょうか。

 

ネットショップが唯一のアピールの場であるという場合でも、
色々とサイトの作りや商品のキャッチフレーズに工夫すればいいのでは?
と考えられがちですが…。

 

同業者にすぐにマネをされてしまう!
似たような感じのサイトがすぐに次々と登場してしまう!

 

※ これは、実際に私が複数の顧問先 様から聞いた悩みの声です。

 

最初にそんな悩みの声を聴いた時は私もピンと来なかったのですが、
結果として、検索上位に来るサイトは、すぐに同業他社からも「検索」されて
しまうということなのでしょう。

 

もちろん実店舗を持っていてもマネされる時はされるのですが、
ネット販売の場合はマネされるのも早いのかもしれませんね。

 

だとすると、「良いもの」というだけではなく、結局は
他とは違う何かをアピールないと勝ち続けることが難しいと
いうことになります。

 

 

 

【3】日頃はサラリーマンや主婦が行う副業としてのネット販売の場合

 

増えてきましたね、こういう人。

 

Amazon、楽天、ヤフオクのほか、メルカリ、BASE、ミンネ、クリーマなどを
見ても分かるように、始めるときの敷居がかなり低くなっているのが分かります。

 

よって、平日は会社に勤めつつ副業としてネット販売を行ったり、
家事や育児・介護の合間にネット販売を始めることも可能になっているようです。

 

では、そういう立場にある人達ならではの長所って何でしょうか?

 

これは私の個人的実感かもしれませんが…。
実はネット販売の世界にどっぷりつかっていない分、一般消費者の気持ち・目線が

より理解できる立場にあるということではないでしょうか。(#^.^#)

 

 

売る側というのは、その道のプロであればあるほど陥りやすいことがあります。

 

・ 売れるものより、売りたいものを売ってしまう。
・ 買い手が求めてもいない部分に凝ってしまう
・ その商品の良さを、「分かる人には分かる」言葉でしか説明しない。

 


 

一方、副業としての位置づけだからこそ、上記とは逆のこういう発想が
生まれやすいこともあるのです。

 

・ 実際に売れるものを一生懸命売る。
・ 自分が買い手だったらここ!という部分に工夫を凝らす。
・ その商品のことを全く知らない人にも分かる商品説明ができる。

 

上記はちょっと極端な対比かもしれませんが、日常生活の中で
「〇〇という商品の売り手」という立場以外の世界に身を置くことができる
というのは販売のアイデアを生むに際してきっと有利に働くことでしょう。

 

 

一方、副業としてネット販売をしている場合の短所とは何でしょう?

 

 

これはもう、容易に想像がつきますよね。

 

日頃の本業があって忙しく、週末しか時間が作れない、
午前中と夕方は家事タイムなので出荷できるのは昼間の時間だけ、など
時間の制約があるということです。


 

 

よって、ネットショップのサイト構築に時間やコストをかけて運用にも
手間暇かけて… というよりは、AmazonやBASEやメルカリなどの
既存のシステムをうまく活用することがすすめられるのです。

 

ただ、依頼や利用のスタイルによっては手数料が結構高くなりますのでご注意を。
((+_+))

 

その手数料を払ってでも利益を出そうと思えば、商品の扱いラインナップを
欲張らずに、ここぞという売れ筋商品に力を注ぎ、余裕が出てきてから徐々に
扱い商品の幅を広げるというのが良いようです。

 

 

あと、意外と時間がかかるのが経理処理です。

私達のような会計・経理の専門家でも、取引を会計ソフトに登録して
結果をチェックして(重要)、その上に決算処理に必要な処理も登録して、
その後で、「どっちの方法がこのお客様には有利かな?」ということ(めちゃ重要)
まで考えて書類を仕上げるとなると… 結構な手間なんですよ!!

 

 

本業以外の手間・時間は節約しましょう!
そして、自分にしかできないことに集中して日常生活と両立しましょう!

 

 

経理のことは自分でするなら、クラウド会計ソフトを使って販売サイトから
売上の情報やネットバンキングの数字、カードで使った経費の数字などを
自動的に取り込んで、「あとは現金払いの経費入力と、結果のチェックだけ!」という
状態にしておくと楽です。

 

 

… そういうことって、苦手ですか?

 

 

それなら、貴重な時間を割いてヘンな結果になるくらいなら、私達のような
税理士事務所を利用して定期的にチェックしてもらって下さい。
(はっきり言って、経理のためのアルバイトを雇うより低コストで確実です!)

 

 

資金に余裕が出てきたら、経理まるごと税理士に任せるのも良いでしょう。(^^♪
クラウド会計ソフトなら自分も税理士も、数字をリアルタイムで見ることができて
とっても便利です。

 

 

しかも、税理士に申告を依頼すると、その申告内容については
商売をしている人へ直接、税務署から問い合わせが行くのではなく、
代理人である税理士が税務署からの問い合わせと応対を引き受けます。

 

そもそも、物を売るというのは「利益」を得るために行うことです。
利益は、「生活を営むため」に得るものです。

 

副業で始めたネット販売に生活そのものを大きく乱されないためにも
そこにかける手間と費用のバランスは大事ですね。(‘◇’)ゞ

 

 

◇◆**◇◆**◇◆**◇◆**

 

いかがでしたか?

いつもより少し長い話になってしまいましたが、これでも実務の現場からしたら
書ききれないことが山ほどあるような気がしてなりません…。

 

(でも、あまり長いと読んでもらえないので、欲張らずにおきます。)

 

 

次回の業績アップのコツシリーズは、「飲食業」について書こうかと思います。

 

飲食業にとって、売上アップは言うまでもないことなのですが
資金繰りの管理、銀行からの資金調達のコツとか、人件費管理の注意点なども
気が抜けないポイントですよね。

 

詳しくは次回にお話します。
ではでは…。 (^^)/


2017年8月15日 2:26 PM | カテゴリー: 会社経営のヒント, 日記・コラム・つぶやき, 業績アップのコツ

業績アップのコツ(その5;店で物を売る商売の場合)

皆さんこんにちは。この記事を書いている今、季節は夏。。。
外に出たら、これでもかとまとわりつく関西の湿気に辟易しております。

 

さて、業績アップのコツということで書いているこの記事。
一言で言ってしまうと、

 

「自分の長所は伸ばし、短所は叩き潰していく」ということです。

 


 

まずは自社(自分)の成績表を目の当たりにした時に、冷静に成績全体を眺め、
伸ばすべき長所と叩くべき短所を発見しましょう、

そして、発見できないなら素直にその道の達人や外部の人などから、
アドバイスやヒントをもらいましょう…


 

というのが前回までの記事の内容でした。

 

で、ここで話を終わってしまえば、ただの雑談。(*_*;

 

せっかく私は税理士として、数多くの会社経営者と接し、その方々の経営成績を
日々拝見し分析しているので、もっともっと、具体的な話に進みたいと思います。

 

業績アップのコツを具体的に説く?
そんな本やブログ記事は山ほどあるよねって言われそうです。(*´Д`)

 

でも、そういう本や記事を読んでも、なんだか抽象的な言葉で、結局は
当たり前のことを言っているように思えることってないですか?

いざ自社(自分)に当てはめて考えると、結局どうしたらいいの! と
言いたくなることってありませんか?

 

そりゃそうです。どんな商売にも当てはまるような共通原則を
聞いたところで、それを具体的に自分に当てはめることができて、
なおかつ実行できる人は実は少数派
ですから。

 

もっと具体的に聞きたい人のために、ここから先は税務上の注意点も
交えながら業種別に分析してお話していくことにします。(‘◇’)ゞ

 

 

まず初めに、店を設けて、その店にお客様の方から来てもらって物を売る、という
スタイルの商売を前提にお話しましょう。
(ネットショップのケースはまた改めてお話します)

 

 

【1】比較的良い場所に店を出している場合

 

店を構えている場所が良ければ、それなりに売上も獲得できるというのは本当です。
でも、場所が良いから売れているという状態は、ただラッキーなだけで
商品に対した魅力がなくても売れている…ということもありえます。

 

例えば1件の和菓子屋さんがあったとしましょう。

その和菓子屋さんは駅に近いこともあり、「あの駅前の和菓子屋さん」と言えば
あの店だなとすぐわかってもらえるような店でした。
大きな駅のそばにあったので、それなりにいつもお客様が来ておりました。

 

しかし…。

同じ駅前に似たような和菓子屋さんが登場すると売上は落ちる可能性があります。
良い場所だからといって安心は出来ません。

 

それに良い場所というのは家賃が高くつくものなので、しっかり売上を確保しないと
高額な家賃を払いきれなくなって経営は一気に苦しくなります。

そうならないようにするには、どうしたら良いのでしょうか?

 

思い出してください。業績アップのコツの大原則は
「長所を伸ばし、短所を叩く」 というところにあります。

 

この場合の長所とは、人目につきやすい場所(駅前)に店があるということです。
普通の地味な外観であっても、そこに店があるということはたいていの人には
気づいてもらえますよね。


 

でも、なかには気づかないような人もいるんです!
特に人通りの多い場所であればあるほど、周りの賑わいに埋もれてしまうので
いつもその場所を足早に通りすぎるような人には気づいてもらえないかもしれません。

 

店の存在に気づいてもらえないと、そもそもお客様になってくれる可能性すら
ありませんよね…。

 

そこで店の外観やのぼり、ポスターなどを駆使して
「通行人には絶対に気づいてもらえる特徴のある店」になると、たとえ
近くに同じような商売の店ができても、こっちの方が人々の記憶に
残りやすくなるのではないでしょうか。

 

図はちょっと極端な例ですが。(#^^#)

 

こんなに目立つところにある店だから、そこまでしなくても…なんて
思いますか? … でも「すぐ見つけてもらえる店」という要素だけではなく、
そこに「記憶に残る店」として要素が加われば最強ですよ。(^^)/

 

「あの駅前の和菓子屋さん」という言われ方をされるのも良いですが、
「あの駅前にある×××な看板の和菓子屋さん」という言われ方で周囲の人に
認識される方が、集客力としてはアップします。

 

ただ、ここで税理士として一言。

 

広告宣伝費・販促費というのは必要な支出ではありますが、資金繰りが
苦しくならないようなタイミングで支出しなければなりません。(重要)
いくらぐらいの広告費なら経営を圧迫しなくて済むか、税金の支払い予定や
毎月確保しておくべき資金など、 その辺は顧問税理士に相談です!

 

 

で、長所の伸ばし方が分かったところで、次は短所叩き。

 

良い場所に店があって、それなりに人目につくような工夫がなされた
外観であるにもかかわらず売れ行きが思わしくないというケースもあります。

 

原因は?

 

1.商品そのものに魅力がない。

 

 

2.商品は良いがお客様が求めるサイズではない

 


 

3.商品は良いが使い方(食べ方)が分からない

 

 

商品そのものに魅力がないのは、致命的です。
その辺は社内の方々で徹底的に改善してくださいとしか申し上げられません…。

 

でも、原因2.と3.についてはどう思いますか?
せっかくの商品の良さが生かされていない、伝わっていないということがわかります。

 

そもそも店頭で物を売るという商売の場合、お客様に商品を持って帰って
もらわないといけません。

 

店はよい場所にあって、商品も良いものを売っている。
それなのに売れないというのは、持って帰るのが面倒くさいと思わせてしまう
サイズになっているなど、「大きさ」に問題があるかもしれません。

 

それなら、ご自宅への発送承りますよとか、可能ならパッケージをもう少し
コンパクトにするなどの工夫が必要でしょう。


 

あるいは、商品の使い方、食べ方などに理解が得られていないなら、
店の側から「これはこんな風に食べると良いですよ。」とか、
「オフィスのこんなシーンにいかがですか」など、商品そのものの性質を具体的に
簡潔な言葉でお客様に伝えるようにすればよいのではないでしょうか。

何事も、言わなきゃ伝わらないものですね。(^^♪
でもここで再び、税理士として注意点を1つ。

 

店頭での試食販売やサンプル品の無料配布というのは王道な手段ですが、
経営側にとっては
思った以上にコストがかかることがありえます。

 

商品や製品の材料代分だけのコストではありません。
試食用商品の包装を解いて、きれいに並べて、ごみ箱まで設置して中身を捨てて、
時には販売員1人そこに貼りつきになるのでその分の時給が発生して…となります。

 

サンプル品にしても、通常の商品と一緒にサンプル品をセッティングして出荷するので
従業員の手間が1アクション増えて、サンプル品のための説明書・チラシも作成して
同封して…となります。

 

その辺までしっかり考えて、それでもこの商品についてはやったほうが良い!と
思えるなら、実行してもよいかと思います。

 

そしてコスト把握のためにも、試食に回した分は会計処理をする側に
「見本品費」や「サンプル品費」などの科目で決算書できっちりわかるように
しておくとよいでしょう。

 

 

【2】あまり良くない場所に店がある場合

 

場所が良くないと、店頭で物を売る商売の側としてはキツイものがあります。
だって、そもそも見込み客である「通行人の数」が少ないのですから。

 

せっかく良い商品を売っていても、世の中に知られなければ何にもなりません。
そこで、ネットやフェイスブック、チラシや雑誌への広告などの努力をすることに
なるのですが、それでも売り上げが思うようにあがらない。

 

そんな時はどうしたらよいと思いますか?

 

ここでも思い出しましょう。「長所を伸ばし短所を叩く」というのが業績アップの
コツです。この場合の長所って、何ですか? … 2つありますよね。

 

1.商品そのものの魅力

 

2.家賃等の固定費が安いので比較的お買い得な値段設定にできる

 

上記1.は言うまでもありません。誰でも思いつきます。
でも、上記2.の方を「長所」として思いつきましたか?

 

実際、物の値段ってこの3つの要素で成り立っていますよね。
↓  ↓  ↓
物そのものの材料費 + 物を売るのにかかる人件費や設備費 + 店が確保すべき利益

 

 

例えば街中(家賃の高い店)で売ると…

 

でも、家賃が安いと値段を下げても利益は確保できます。

 

 

 

こういう実情があるのに、一般消費者は物の値段=材料代 程度にしか
思ってくれない人が予想
以上に多いものです!
「手間賃や設備代」ってことをあまり意識してくれない。

 

その一般消費者に、「この場所で売るからこそ良いものがこんなにお買い得!」
などという真っ正直なアピールをしても良いと思うのは私だけでしょうか??

 

 

そうして長所を最大限に生かしたところで、次は短所叩き。

 

場所が良くない。
お客様に知られにくいならネットでアピールというのは王道です。
問題はそのアピールの仕方。

 

はっきり言って「良い商品ですよ」いうアピールだけでは限界があります。
「この程よい酸味、他にはない」というように商品の具体的な特徴・良さを徹底的に
かつシンプルに訴えかけないと、場所の悪さという短所を叩き潰せない場合が多々あります。

 

何かアピールポイントを見つけられましたか?
ここでは欲張らないことです!

 

売る側というのは商品を知り尽くしているので
数多くのアピールポイントがあるかもしれませんが、一番訴えかけたいことを
1つだけ決めて、その点をしっかり目立つようにアピールする方が
消費者側の記憶に長くしっかり残るものです。

 

(後から思い出してもらいやすいのは、どっちでしょう?)

 

 

そして、店を構えている場所が悪い場合、ホームページやFacebookなどで
SEO対策をバッチリ打つことは勿論のこと、その商品についてもネットで
注文できるように しておくと良いでしょう。

 

で、ここでまたまた、税理士として一言。

 

ネット注文の客を受け入れるということは、クレジットカード決済のシステムを
取り入れることが頭に浮かびます。

 

そのカード決済のシステムを取り入れるということは、カード会社へ払う
手数料のことや、物が実際に売れてから代金が入金するまでのタイムラグ
ことなどを頭に入れて下さい。

 

そもそも、現金でもらうことが多いというのが店頭小売業の強みです。
だって売れたらその場で代金もらえるんですよ。これはありがたいことです。
でもカード決済にすると、売れたタイミングですぐに代金もらえないのです。

 

それでいて、税務署には売上代金をもらったタイミングではなく、
「売れた」タイミングで売上高に計上しなさいと言われます。(重要)

 

 

なので、カード決済のシステムを導入するのは、手元資金に比較的余裕がある
タイミングでやらないとエライ目にあうかもしれませんのでご注意を。

 

※**~※**~※**~※**~

 

このほかにも、店を設けて物を売る商売の注意点としては、在庫の管理・経理処理と
いうことがあります。

この辺の話をすると長くなりますし、個々の会社の実態に即したお話をしないと
意味がない部分もあるので、割愛します。

 

では、今日はこの辺で…。

 

次の業績アップのコツは「ネットショップで物を売る場合」について
お話したいと思います。

 


2017年7月30日 5:59 PM | カテゴリー: 会社経営のヒント, 日記・コラム・つぶやき, 業績アップのコツ

業績アップのコツ(その4;上手なヒントのもらい方)

皆さんこんにちは。税理士の永岡です。
業績アップのコツということについて、とことん具体的にお伝えしているこの
シリーズ、4回目です。

 

前回までの記事を読んだ方にはお分かりかと思いますが、もう一度まとめます。
業績アップの為にはどうしたら良いのか!

 

まず、自社(自分)の成績表を見てみる。
↓  ↓  ↓
なるべく早く冷静に「考える人」になろう。
↓  ↓  ↓
具体的にどうしたら良いのかという答えを探り当てよう。
↓  ↓  ↓
答えが分かれば長所は伸ばし、短所は叩き潰そう!

 

要するに、これが理想の姿です。
でも一番難しいのが、「具体的にどうしたらよいのかという答え」を
見つけることですよね。

 

そのためには、いつも自分が当たり前のこととしてスルーしているようなことを
もう一度見つめなおしてみるといいですよ、と前回の記事でお伝えしていました。

 

でも、それって難しい。分からない。


 

悩んだ挙句に…。


 

あきらめてしまう場合、意外と多くないですか?

 

せっかくすぐそばに、あなたの長所が輝いて、伸ばしてくれるのを待っているのに。
せっかくすぐそばに、あなたの短所が小さいままで、今なら叩けるところにいるのに。

 

そんな時は、こうしましょう!

 

 

【12】どうしても分からないときはヒントやアドバイスをもらおう

 

自分1人で悶々と悩んでいたって、時間が過ぎていくだけ。
そういうときこそ、誰かにヒントをもらいましょう!

 


 

もちろん、自分で考えて答えにたどり着くのが理想ではありますが、
何か新しい問題に直面した場合、誰だって最初は分からないものです。
そういう時は、「その道の達人」 から、光をもらいましょうよ!

 

 

 

そして、分かったのならなるべく早く、行動に移すことです。
長所は伸ばし、短所は叩き潰しましょう。

 

 

ヒントやアドバイスをもらうことで、いつもスルーしていた
当たり前の姿にひそむ問題点を発見する。
それが具体的にどういうことなのか、前回の記事の中で挙げた例を
もう一度、見てみましょう。


< 例えば、会社の場合>

1.一生懸命やっているのに2年連続赤字。何も問題はなさそうなのに…
(考える人)
↓  ↓  ↓
2.待てよ。毎年当たり前のように、このソフト使うためにA社に手数料払っているけど
そもそも最近の新しいシステムの方が安くて使いやすいのでは?
(わかったさん)

↓  ↓  ↓
3.よし、思い切って他社の新しいシステムを試してみよう。
(短所を叩く)
仕事の効率が良くなったら、売れ筋商品をもっと工夫する時間が増えるかも!
(長所を伸ばす)

 

… ここで、2番目のステップに注目して下さい。

 

この会社は、仕事に欠かせない 「いつものソフトウェア」 に注目しました。
そして、その「いつものソフトウェア」が、実はすでに旧式のものになっていて
他社のソフトウェアの方が安いし、しかも使いやすい可能性が高いと判明したのです。

 

それって、どうやって気づいたのでしょうか?

 

自分達だけで考えてその答えに気づく場合もあるけれど、
同業者との情報交換、取引先の会社の営業マンといった外部の人間の話を聞いて
それがヒントになって気づくという場合の方が多いのではないでしょうか?

 

解決できない問題にぶち当たって、考えても考えても分からなくなったら、
思い切っていつもと違う人に会ったり、いつもと違う本やサイトを読んでみたりすると
意外と道が開けたりすることがありますよね。

 

それは「いつもと違う環境」に触れたからこそ、そこからもらえる情報が
いつもの姿を見つめ直すヒントやアドバイスとなってくれるからなのです。
(^^)/

 

… で、ここまでわかったところで、気をつけないといけないことがあります。

 

 

【13】間違ったヒントやアドバイスを見抜くには

 

外部の人から得たヒントやアドバイス。

 

そのヒントが間違っていたらどうしますか?
そもそも、間違っているかどうか見抜けますか?

 

…すぐには分かりませんよね。そんなの。(;_:)

 

たいてい、何かやってみて、全く結果が出なかったり
かえって成績が悪くなったりして初めて、

 

「ああ、そもそも最初にもらったヒントやアドバイスが違っていたんだ。」

 

と後から分かるものです。

 

では、それが間違ったヒントやアドバイスかどうか、なるべく早く気づくための
一番いい方法ってないものでしょうか?

 

… 分かりません!! (開き直りごめんなさい。)
それが分かれば人生、苦労しません。

 

でも、「一番いい方法」ではないかもしれないけれど、
人からもらうヒントやアドバイスの「良し悪しを見分ける力」を
つけるための方法はあります。(あくまで、1つの方法ですが。)

 

それは、「広い世界に身を置くこと」です。

 

いつも色々な人に会っていると、どういうアドバイスが説得力があるのか、
自分にとって役に立つヒントはどういうものか、だんだんと分かるように
なってくるものです。


 

それに数が多いと、他との比較ができます。
「このアドバイスが一番、今の自分には良き光となりそうだ!」ということが
分かるのも、他の複数の光と比べることができたからでしょう。

 

これが、接する人が少ないと…。


 

実はもっと他に良いアドバイスをくれる人に出会えるかもしれないのです。

でも、この2人しか知らないという狭い状況の中では、よりマシな方であるという
だけの理由で、実は中身は「それなりに良い」というだけのアドバイスを
自分にとって最良のアドバイスだと受け取ってしまう可能性があります。

 

だからいつも同じ人に会い、いつも同じやり方で仕事や生活をこなすのではなく、
外部の人と接触する、たまには違う方法を試してみるということはとても
大事なことなのです。

 

なるほど確かに「いつもと同じやり方」というのは人に安心感をもたらします。
変えてはいけないもの、守るべき手順があるというのも事実でしょう。

 

でも、あまりにも 「いつもと同じやり方」 に安心しきって住み着いてしまうと、
いつの間にか「変化そのものを嫌う人」になってしまう恐れがあるのです!

 

変化そのものを受け入れないという姿勢でいると、自分の長所を伸ばすことが
できないばかりか、自分の短所をいつまでも直せないということに
なってしまいます。

 

できる限り、日々の当たり前の姿を見つめ直そうという意識を持って、
冷静に長所は伸ばし、短所は叩いていくということが出来ると良いですね!

 

~*~*~*~*~*~*

で、この「業績アップのコツ」という話を終えてしまうのはもったいない。

人からヒントやアドバイスをもらいましょうと言っておきながら、
私自身、何のヒントもアドバイスも皆様にご紹介しないというのも何だかなぁ…と
いう気がします。

 

よって、次回以降では 「会社の業績アップ」 ということに焦点を定め、
まずはその会社の長所を伸ばす、つまり 「売上を伸ばす」 には
どうしたら良いのかということをお話したいと思います。

長くなってしまいましたね。では、今回はこの辺で…。


2017年7月6日 10:00 PM | カテゴリー: 会社経営のヒント, 日記・コラム・つぶやき, 業績アップのコツ

業績アップのコツ(その3;冷静な人が陥りやすい意外なポイント)

こんにちは。前回に引き続き、業績アップのコツについてお話しましょう。
しつこいようですが、そもそもの話のゴールを見失わないように
もう一度言います。

 

そもそも自分(自社)をバージョンアップさせるにはどうしたら良いのか
ということを出来るだけ詳しく具体的に書いているのがこのシリーズです。

 

まず、分析材料として、とある会社の成績表を登場させています。

 

 

そして、こんな経営成績表を見て、人それぞれ「最初の反応」が違っていて、
大まかに言って、この3つのタイプがあるという話をしていました。

 

では前回以前の復習はこれぐらいにして、さっそく続きを。

 

~~**~~**~~**~~**~~**~

 

【9】いつも最初は「考える人」

 

例によって、さっきの経営成績表と一緒に並べて見てみましょう。
↓  ↓

 

このタイプの人、他の2人とは決定的に違う点があります。
それは、「最初のリアクションとして “ 感情 ” が出てこない。」 点です。

常に冷静な「考える人」は、物事に接した時にすぐに結論を出そうとしません。
要するに早く答えが欲しいとあわてないからこそ、いち早く全体を把握できるのです。

 

最初に目についた、売上アップというポイントだけで
喜びの感情を持ってしまい、その感情に支配されるのが「鼻高々さん」。

 

最初に目についた、赤字が増えてしまったというポイントだけで
マイナス思考に陥ってしまい、その感情に支配されるのが「落ち込み屋さん」。

 

一方、最初にざっとすばやくまんべんなく見渡し、感情に流されずに
改善すべき点と伸ばすべき点を分析しようとするのが「考える人」です。

 

理想的ですね。(^^)/
でも、なぜこの人はすばやく全体像をつかむことが出来るのでしょうか?

 

これはあくまで私個人の経験からくる感想なのですが、それは
長い文章を読んだり、大量の情報を整理したりすることに慣れているからです。

 

長い文章を読む時は、まず主語と述語は何なのか、要するに何を言いたいのかという
概要をつかむためにまず全体をざっと読み、そして改めて文章を最初からじっくり
読みますよね。

 

大量の情報を頭の中で整理するときも、まず、要するに何のための情報なのか、
大まかなカテゴリに分類することはできないのか、それ自体が1つの大きな
カテゴリなのか、まず全体の特色をつかんでから分類・整理すると楽です。

 

 

正直、こういうことが得意な人もいれば苦手な人もいます。(*_*;

でも「習うより慣れろ」とはよく言ったもので、同じような書類や
似たような問題に数多く取り組んでいくと、そのうちに問題の本質を
冷静に見抜くことが出来るようになるから不思議なものです。

 

そして更に言うと、同じような書類や似たような問題に数多く取り組める人と
いうのは、我慢強い人なのです。
せっかちで何でもすぐに答えを知りたがったり、何でもすぐにあきらめてしまったり
する人は「地道な努力」を避けようとする傾向にあります。

 

… 避けないで下さい。(;_:)

 

物事の全体像を把握する力をつけて、いつも最初は冷静な「考える人」に
なりたかったら、面倒くさがらずに地道な努力をしましょう!

 

で、ここからがもっと大事。
その地道な努力を続け、いつも最初は冷静な「考える人」になれれば、
自分(自社)の成績は上がっていくこと間違いなしかというと…。

 

実は必ずしもそうではありません。

 

 

【10】成績アップに一番大事な、次のステージ

 

いつも最初は 「鼻高々さん」な人も、
いつも最初は 「落ち込み屋さん」な人も、
いつも最初に 「考える人」になれる人でさえも。

 

最終的に「×××さん」にならないと、自分(自社)の長所を伸ばして短所を叩くという
理想形にはたどり着けません。

 

図で見てみましょう。 「鼻高々さん」と 「落ち込み屋さん」 は
次の段階として、「考える人」 になる必要がありますよと申し上げていました。

 


 

で、当たり前のことですが、この 「考える人」 はずっとそのまま
考えてばかりでは、最終ゴールである 「長所を伸ばし短所を叩く」 という姿に
たどりつけませんよね。何か必要なステップがそこにあります。

 

 

 

 

さて、真ん中に当てはまるのはどんな姿でしょう?
正解はこちら。 ↓  ↓  ↓

 

そう。具体的にどう行動したらよいのか、答えがわかった姿、つまり
「わかったさん」です。

 

言われてみると当たり前。 でも、これが実際に出来ずにいる人は
意外と多いのです。いくら頑張って考えても、問題の答えが見つからず
「わかったさん」 になれなかった経験は 誰にでもありますよね。

 

そういう時は、どうしたら良いのでしょう?

 

 

【11】いつまでも答えが見つからない「考える人」への処方箋

 


では例によってもう一度、この会社の経営成績表と向き合ってみましょう。

 


 

前回の記事でも少し触れましたが、この会社、売上は伸びたのに
もうけが増えるどころか逆に赤字が拡大してしまっています。

 

そういうときはたいてい、お金の使われ方に原因があるものです。
そして「考える人」は、この会社の経費の中身をじっくり見て考えます。

 

でも、何一つ無駄な出費はしていないように思えますし、実際に売上はアップして
いるので、良いところもあるのです。
いつも冷静な「考える人」であっても、具体的な答えがいつまでたっても
分からなくなることだってあります。

 

そんな時はどうするかっていうと…。

 

いつもの 「当たり前の姿」 を疑ってみる。

 

これが一番良い方法ではないでしょうか。
いつもの当たり前の姿が、本当に変わらない「当たり前」なのか、
改めて見直すと、
意外と問題の解決方法が見つかるものです。

 

< 例えば、会社の場合>

一生懸命やっているのに2年連続赤字。何も問題はなさそうなのに…
↓  ↓  ↓
待てよ。毎年当たり前のように、このソフト使うためにA社に手数料払っているけど
そもそも最近の新しいシステムの方が安くて使いやすいのでは?
↓  ↓  ↓
よし、思い切って他社の新しいシステムを試してみよう。
仕事の効率が良くなったら、売れ筋商品をもっと工夫する時間が増えるかも!

 

< 例えばサラリーマンの場合 >

書類作成のミスが減らない。気をつけているつもりなのに…。
↓  ↓  ↓
待てよ。毎回書類作るときに、当たり前のように急いで仕上げている気がする。
そもそもすぐに仕上げないとダメだ、早くしないと忘れる! … と焦るからでは?
↓  ↓  ↓
よし、「これは今日中、これは週末まで」 と、仕事の締め切りをメモしておこう。
メモを取る習慣も身につくから、人より効率よく仕事を覚えられるかも!

 

< 例えば受験生の場合 >

ちょっと複雑な文章問題が出題されると点が取れない。頑張って勉強しているのに…。
↓  ↓  ↓
待てよ。いつも文章問題見て、当たり前のように「長っ。面倒くさい」て思う。
そもそも長い文章が面倒くさいなら、短い文章に分解してしまえば楽かも?
↓  ↓  ↓
よし、主語は〇印、述語は◎印で囲もう。段落の境目には線を引こう。
これだと新聞記事のようで読みやすくなるし、この習慣、作文する時に役立つかも!

 

 

ね。そもそもの、いつもの姿というのを丁寧に分析してみればいいのです。
答えが見つかるのはカンタンではないかもしれませんが、見つかれば、
あとは前進するのみ、実行するのみです。(^^)/

 

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でも、いつもの当たり前の姿を疑うって簡単に言うけど
そもそも 「どの当たり前」 に注目して疑えば良いのか、分からないこともありますよね。

 

特に企業経営というのは、状況によっては赤字になって当たり前で、
その出費があったからこそ、翌年、翌々年には業績が伸びる場合もあります。

 

その一方で、「この状況、この条件なのに赤字」 なら、翌年以降の
業績アップには 全くつながらない場合もあります。
そういう点は、どうやって見極めると良いのでしょう?

 

その辺のところは、次回以降にお話しようかと思います。
今回はこの辺で…。($・・)/~~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2017年6月24日 10:16 PM | カテゴリー: 会社経営のヒント, 日記・コラム・つぶやき, 業績アップのコツ